新しい施設基準への対応

平成30年保険改定「新施設基準」への対応

平成30年春の保険点数改定にあわせて、新しい施設基準がはじまりました。偶数年の保険改訂では、大きな制度変更があり内容を把握するのも大変かと思います。
今回は国の医療政策である「地域包括ケアシステム」に沿って、前回改訂の内容も大枠で踏襲しつつ、感染防止対策がさらに強化された内容になっています。新しい施設基準に未対応の医院には初めてマイナス要素が加わりました。保険診療をおこなう医療機関は、新施設基準への対応いかんでプラスやマイナスとなり、医院経営へも大きな影響を与えます。

新規開業であっても保険診療を主体の歯科医院は、最低限でも「歯初診」と「外来環」には対応しておくこと。さらなる充実をめざす医院は、予防歯科では「か強診」を、訪問歯科では「歯援診(在宅療養支援歯科診療所)」にレベルアップされることをおすすめします。また、「外来環」や「か強診」への対応をする際にも、「歯初診」の基準をクリアしていることが必要になります。

新施設基準の届出に必要なもの

新施設基準への対応は、段階的におこなうことで円滑となり無駄もなくなります。要件の内容に重なりがあるためです。
「歯初診」「外来環」の順番で、「か強診」「歯援診」に続きます。

【歯初診】<新設>
・「院内感染防止対策に係る研修」の受講
・治療ごとのハンドピース準備など滅菌の強化
など
※院内感染防止対策に係る研修については、平成31年3月まで経過措置が設けられているため、それまでの間は研修を修了していなくても届出可能です。
※定例報告が必要です。ただし、平成30年度は不要で、翌年からになります。

【外来環】
・口腔外バキュームやAEDなど装置・器具の整備
・人員体制や安全対策および地域連携の整備
など
※平成30年3月末までに外来環を受理された医院は、歯初診と新外来環の再申請が必要です。

【か強診】
・予防や訪問分野での算定実績
・人員体制や安全対策および地域連携の整備
など
※平成30年3月末までにか強診を受理された医院は、平成32年(2020年)3月末までに新基準への対応が必要です。

 

詳しくは他ページもご参照ください。
歯初診(歯科点数表の初診料の注1に規定する施設基準)
外来環(歯科外来診療環境体制加算)
か強診(かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所)