か強診(かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所)

か強診(かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所)は、すでに予防歯科を中心に全国の歯科医院の1割以上が既に取得をしている施設基準です。国の推進する医療政策の根幹である「地域包括ケアシステム」に対応しているために、同じ診療をしても保険点数の大幅な加算が認められます。

・成人リコールでグレーゾーンのない予防歯科の算定(SPTⅡ)
・小児歯科でも適切な算定ができるエナメル質初期う蝕管理
・訪問歯科では在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料

従来からの外来環支援診などの施設基準とも重なる内容があり、これからの歯科医院のステータスとなるものです。平成30年改訂からの歯初診(初診料の注1に規定する施設基準)は各基準の要件とされる施設基準となりました。

平成30年春の報酬改定では訪問歯科地域連携に関する比重が増した内容となりました。平成30年春に大きく内容が改定された、か強診の新しい施設基準です。
※平成30年3月末までにか強診を取得した医院については、平成32年(2020年)3月31日まで新基準を満たしているものとする猶予期間になります。

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)に関する施設基準〔平成30年4月改定〕

(1) 過去1年間において、SPT(Ⅰ)若しくは(Ⅱ)及びF局若しくはエナメル質初期う蝕管理加算の算定回数が それぞれ30回以上(SPT(Ⅰ)又はSPT(Ⅱ)の合計)及び10回以上(F局又はエナメル質初期う蝕管理加算の合計)であること。
また、補管の届出があること。

(2) 過去1年間に歯科訪問診療1又は歯科訪問診療2の算定回数と連携する在宅療養支援歯科診療所に歯科訪問診療を依頼した算定回数が併せて5回以上であること。

(3) 過去1年間の診療情報提供料又は診療情報連携共有料の算定回数があわせて5回以上であること。

(4) 当該診療所に、高齢者の心身の特性、口腔機能の管理、緊急時対応及び歯科疾患の継続管理等に関する適切な研修を修了した歯科医師が1名以上在籍していること。

(5) 当該診療所において、迅速に歯科訪問診療が可能な歯科医師をあらかじめ指定するとともに、当該担当医名、当該担当医の連絡先電話番号、診療可能日、緊急時の注意事項等について、事前に患者又は家族に対して説明の上、文書により提供していること。

(7) 当該診療所において歯科訪問診療を行う患者に対し、迅速に歯科訪問診療が可能な歯科医師をあらかじめ指定するとともに、当該担当医名、診療可能日、緊急時の注意事項 等について、事前に患者又は家族に 対して説明の上、文書により提供していること。

(8) (4)に掲げる歯科医師が、以下の 項目のうち、3つ以上に該当すること。

ア 過去1年間に、居宅療養管理指導を提供した実績があること。

イ 地域ケア会議に年1回以上出席していること。

ウ 介護認定審査会の委員の経験を有すること。

エ 在宅医療に関するサービス担当者会議や病院・介護保険施設等で実施される多職種連携に係る会議等に年1回以上出席していること。

オ 過去1年間に、栄養サポートチ ーム等連携加算等の算定があること。

カ 在宅医療・介護等に関する研修を受講していること。

キ 過去1年間に、退院時共同指導料、退院前在宅療養指導管理料、 在宅患者連携指導料又は在宅患 者緊急時等カンファレンス料の算定があること。

ク 認知症対応力向上研修等、認知症に関する研修を受講していること。

ケ 自治体等が実施する事業に協力していること。

コ 学校の校医等に就任していること。

サ 過去1年間に、歯科診療特別対応加算の算定があること。

(9) 初診料の注1に規定する施設基準を届け出ていること。
[経過措置] 既にか強診の届出を行っている場合は、平成32年3月31日までの間、上記の基準を満たしているものとする。